半健康人から脱出!

結(ゆい)通信No.102 2005/12/12より

最近 治療した五十肩の患者さんお二人の治り方があまりに対照的だったので、紹介します。

五十肩の治り方 3日か3ヶ月か

お二人とも50~60代の女性で、仕事をされています。

Aさんの場合

11月の中旬にいらっしゃいました。
整形外科に3ヶ月 通っているが治らないというのです。左肩が痛くてだるい。夜は痛みで目が覚めるとのこと。肩の動きもままならず、服の脱ぎ着に苦労するとのこと。仕事のほかにも、掃除洗濯を毎日こなしいつも忙しく働いていらっしゃいます。洗濯は毎日しないと気がすまないという方です。

Aさん
「整形外科の先生に肩を動かしていないと、固まるといわれた。だから毎日 動かしている。肩を動かす運動もしている」


「肩を動かすのは夜の痛みがおさまってから。夜の痛みがある間は、できるだけ肩を使わないでください。針灸ですぐに夜の痛みはとりますから、痛みがなくなってから動かすようにしてください」

3回ほどの針灸治療を一週間の間にして、夜の痛みがなくなりました。寝返りするたびに肩が痛み、目が覚めていたのがなくなりぐっすり眠れるようになったと喜んでいらっしゃいました。

Bさんの場合

11月の終わりにいらっしゃいました。
2日前から急に右肩が痛くなったというのです。ちょうど土曜日でした。針灸治療の後、Bさんにお願いしました。

「ちょうど土日だから一切の家事をやめて静かに過ごしてください。夜に痛みはじめたりするとたいそうつらいものです。最初がかんじんです。痛みがひどくならないようにして早く治しましょう。」

休みあけの月曜日は肩が重だるい程度、痛みは出ていません。家族の協力で土日は上げ膳据え膳で過ごしたとのこと。もう一度 針灸治療をして終わりました。

 

読者のみなさんは、五十肩に3日付き合いますか、3ヶ月付き合いますか。それ以上ですか。半年以上がまんしたという患者さんも結構いらっしゃいます。痛みを認識するのは脳ですが、脳というのは不思議なもので、痛みの情報がいったん脳に強くかきこまれると、情報をかきかえるのに大変手間がかかる時もあります。

五十肩は最初が大切です。最初にできるだけ安静を保ち、きちんと治すこと。整形外科で痛み止めの注射をしてもらう方もいらっしゃいますが、痛み止めで治ったと錯覚しないでください。痛みを感じなくさせることと、治ることは別のことです。痛みを感じなくなったからと、今までと同じように肩を使えば炎症を悪化させます。痛み止めが2~3日して切れたらより強い痛みが襲ってきます。また痛み止めに頼り、同じように仕事をする。こういうことを繰り返すと炎症も慢性化して治りにくくなります。仕事の都合に身体をあわせるのではなく、身体に仕事の都合をあわせるのです。長くとはいいません。3日間、身体の都合に付き合ってください。

針灸は痛みだけをとるのではなく、自然治癒力を高め五十肩の患部をきちんと治します。できれば整形外科を経由して、こじらせてからではなく、すぐに針灸院に行ってください。

五十肩については結のホームページの

四十肩、五十肩 自分で体験してみて

五十肩 どれくらいで治る?

もご覧ください

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