2008年版 花粉症の治り方

花粉症の針灸治療、結(ゆい)では

花粉症の季節。花粉症には週に1回程度 針灸治療して あとは自宅で毎日 お灸をしてもらうようにしています。
お灸といっても痕のつかない痛くないマイルドなタイプ。うまくいくと、その季節が楽になるだけでなく、次の年の花粉症の発症がなくなるか、ほとんど気にならない程度に抑えられる場合もあります。
一ヶ月程度かけていったん症状をなくすことに成功したら、あとは症状が出るたびに治療していくというやり方も可能です。

治療には段階があります。お薬を飲んでいらっしゃる場合は

第1段階
治療して花粉症の症状がなくなるか、非常に軽くなる。薬は飲み続けている。
第2段階
薬をやめても、花粉症の症状が再発しない。
第3段階
針灸治療の間隔を1週間以上あけても、花粉症の症状が再発しない。患者さんによっては控えていた外出を積極的に行うよう指導することもあります。自宅でのお灸は続けてもらう。

以上のような具合になります。

第3段階までいって、しばらく花粉症の季節を過ごした人の中に、次の年の花粉症の再発がみられない人がいらっしゃいます。
どの程度で満足して治療を終了するかは患者さんの気持ちひとつです。話し合います。

第1段階でもう十分という方もいらっしゃいます。
薬を使っても、目はかゆいし、鼻炎症状が残る。なにより頭が重いし肩がこるという方が針灸治療して「目も鼻もすっきりしたし、頭も肩も楽になった。薬を飲んでいれば花粉症の症状は制御できるようになった。またつらくなったらお願いします」といって治療を終了なさる場合もあります。患者さんの選択を尊重します。

2007年春に治療した患者さんの具体的な治療例です。
どんなふうに治っていくのでしょう。

30代の女性、肩こり花粉症セットの治り方

30代の女性の方からこんなメールをいただきました。

一部を要約して抜粋すると
「発症してから約20年です。気になる症状は、鼻水、鼻のかゆさ、顔の肌のあれ、頭の重い感じ、目のかゆみ。薬を飲むと症状がだいぶマシになりますが、副作用で眠気やむくんだような感覚が続くので、出来るだけ薬を減らしたいと思っています。月に1,2度、肩のこりや体の重さが特にひどくなった時に、クイックマッサージに行きますが、その時だけすこし血行がよくなるように感じますが、基本的には慢性的な肩こりです。こりがひどいので、マッサージ師の方も強い力でほぐそうとされ、そのためにもみ返しが来ることが多いです。」
毎年2月中旬から5月初旬まで花粉症。肩こりはいつもつらい、マッサージしても、もちが悪いという方です。
2007年3月初めから治療開始、5回ほど一ヶ月治療したところ薬を飲まなくても花粉症の症状が出ないというところまで回復しました。自宅での温灸は毎日続けてもらいました。4月~5月もほぼ週1回のペースで治療を続け、薬なしで花粉症の季節をのりきることに成功。肩こりもほぼ気にならない、仕事がたてこんでくると肩こりはでるけれど、しばらすると回復するといった状態です。

この方は湿邪(しつじゃ)、余分な水分が身体にたまりすぎるタイプの方でした。花粉症も湿邪が多く治りにくかったのです。頑固な肩こりも湿邪からでした。
湿邪をきちんとなくしていく治療をしたから花粉症も肩こりもいっしょに解消したのです。

症状が出たら治療するというやり方

20代後半の女性が2007年3月初めに来院されました。この方は例年4月~6月に花粉症に苦しめられます。この年は2月終わりから発症してしまったとのこと。鼻水、目のかゆみ、咳がつらく、頭痛があるとおっしゃいます。花粉症のお薬はまだ使っていらっしゃいませんでした。

3月に週1回程度、治療してほぼ症状はおさまりました。花粉症の薬は飲まないまま自宅での温灸を続けました。その後は4月に2回、5月下旬に1回治療して花粉症の季節をのりきることができました。4月と5月は症状が出てきたら来院するという形で治療を続けました。
いったん症状をなくすことに成功したら、あとは症状が出るたびに治療していくというやり方です。

針灸治療は症状をおさえるだけではありません。 体質改善です。
その季節が楽になるだけでなく、次の年の花粉症の発症がなくなるか、ほとんど気にならない程度に抑えられる場合もあります。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少しだけ変えている場合があります。ご了承ください。

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