咳や痰の落ち着かせ方
メルマガ結(ゆい)通信No.39と40 2003/06/17と18より
身体を守る咳!?
風邪をこじらせるといつまでも咳や痰が残ってしまうことがあります。
咳止めを飲んで 咳がおさまったようにみえても、咳止めをやめたとたんに咳がぶり返したりすることがよくありますね。なぜでしょう。
咳は本来、気管・気管支に入ったほこりやばい菌などの異物を外に出して身体を守るためのもの。風邪のウイルスや細菌を排除するための仕組みなのです。咳止めの薬で咳をとめても、薬をやめれば、すぐに咳がぶり返すのはこういった仕組みを薬で麻痺させているだけだからです。
咳が止まる=治ったではない
麻痺している間に、自然治癒力でウイルスや細菌が撃退されなければ、炎症が静まっていなければ咳がぶりかえすのは当たり前です。咳止めの薬は、咳中枢を神経的に抑制して咳を止めているだけで、身体を治しているわけではないのです。
それでも咳止めの薬を使うのは、ひどい咳は体力をひどく消耗させ、自然治癒力を奪うからです。
1回の咳で約2cal消耗するといわれ、100回咳をしたとすると、ジョギングを30分したのと同じエネルギ-を消耗するといわれています。疲れてしまうと、ウイルスや細菌をやっつける免疫力が低下してしまうから、咳止めを飲むのです。咳が止まったからと、無理な仕事を続けたり、夜更かしして遊んでしまっては、咳止めを飲んで身体を休める効果をなくしてしまいます。免疫力が低下し、風邪が治りにくくなります。
咳止めを飲んで咳がとまったからといって、治ったと勘違いしないようご注意ください。
痰はどんなもの?
そもそも痰はどんなものだと思われますか。風邪をこじらせた時の痰はウイルスや細菌と戦った白血球の死骸と生きたウイルス、細菌の混ざったもので、それを一刻も早く出そうとして咳が出るのです。
針灸すると痰が増える!?
針灸をすると、咳は楽になりますが、痰はかえって量が増えることがよくあります。痰はきれやすくなるのですが、いったん量がふえて、やがて減っていきます。免疫力が上がり、白血球の活動が活発となり、ウイルスや細菌と戦った白血球の死骸も増えるために、痰が増えるのではないかと推測しています。
自然治癒力でばい菌をきちんと退治するせいか、針灸で落ち着いた咳や痰は再発しにくいようです。咳止めの薬で咳をとめても、薬をやめれば、すぐに咳がぶり返すことが多いのとは大きな違いです。
家庭でできる自然療法
家庭でできる自然療法としては、レンコンがあります。レンコンを皮ごとすりおろして、しぼったものにハチミツを加え、お湯を加えて飲みます。レンコンはビタミンCが多く含まれ、風邪の初期にもいいようです。痛んだ粘膜も修復されるためか、咳止めにもなります。ちょっと効用は落ちるかもしれないけれど、我が家では皮ごとレンコンを細く切って、炒めます。ふつうの食事をする中で咳を落ち着かせる献立に気をくばります。
銀杏(ぎんなん)もいいですね。
我が家では 家族のだれかが咳をはじめると、夕食は鍋にします。鍋にたくさんの銀杏を入れ、同じく咳にいい白ねぎや大根をいれて、いただきます。大根おろしをつくって、鍋にかけるのもおいしいですね。風邪の初期であれば、ふうふう鍋をつついて一汗かくだけで治ってしまいますよ。

