鳥インフルエンザのこと
半健康人から脱出!結(ゆい)通信No.67と68より 2004/03/01と03
鶏肉 卵、私は食べています
鶏肉や卵を食べても、人が鳥インフルエンザにかかることはありません。昨夜も鶏肉のシチューを食べたところです。人が鳥インフルエンザにかかるのは、病気の鳥と近距離で接触した場合、またはそれらの内臓や排泄物に接触するなどした場合が多いといわれています。1997年香港においてH5鳥インフルエンザに18名が感染、6名が死亡していますが、人から人にうつりはしませんでした。鶏から人にも、うつりにくいといわれています。ふつうにスーパーで鶏肉を買って、調理して食べるぶんには大丈夫です。
ウイルスは加熱すれば死にます。食品の中心温度を70℃に達するよう加熱すれば大丈夫です。いつものように煮るなり焼くなりすれば大丈夫というわけです。鶏肉は、補気補陽(ほきほよう)、身体を元気にしたり、暖めたりする作用のある食品です。むやみに不安がって遠ざけることはありません。
鳥インフルエンザ 結局 何がこわいのか
鶏肉 卵は心配ないとすると、これだけ世界が大騒ぎするのは、結局 何がこわいからなのでしょう。
インフルエンザウイルスは突然変異を起こしやすいものです。ウイルスが突然変異して人間へ感染するようになることを世界は恐れているのです。人間や豚の体内で、普通のインフルエンザウイルスと鳥インフルエンザのウイルスが交じり合い、新型インフルエンザウイルスができてしまうことを恐れているのです。新型インフルエンザは大流行する可能性があるといわれています。 食肉産業への打撃もさることながら、将来の危険の芽をつむために、周囲を立ち入り禁止にしたり 鶏や卵を出荷停止にしたりしているのです。
戦時下で大流行したスペイン風邪
インフルエンザといっても免疫力を保っている人にとっては そう恐れるものではありません。結(ゆい)通信No.19と20あたりで書いています。
ところが肝腎の免疫力の低下した状態で、感染しやすい環境にいて、感染力の強い新型インフルエンザに遭遇してしまうとひどいことになります。1918年大正7年の春から翌年にかけ、世界中で猛威をふるったインフルエンザをスペイン風邪といいます。
当時は第一次世界大戦のまっ最中、1914年7月に始まった戦争は当初クリスマスまでに終わると考えられていましたが、結局1918年11月まで続きました。ヨーロッパ西部戦線では、泥水につかった塹壕でにらみ合い、殺しあう膠着状態が続いていました。兵士たちが疲労困憊の極にあった1918年3月、アメリカ軍の兵営で発生した新型インフルエンザはたちまち大流行。ヨーロッパから世界に広がり、全世界で2500万人が死亡しました。日本でも2500万人が感染し、38万人が死亡しました。
戦場の兵士たちは疲労し、食べ物も乏しく、免疫力は極度に低下していました。そして不潔な場所に集団で生活するという最も感染しやすい環境にいました。そこに感染力の強い新型インフルエンザが発生してしまったのです。
結局は免疫力
新型インフルエンザが現代に発生してしまったら、どうすればいいのでしょう。予防接種は無効です。新種のウイルスに対し、ワクチンをつくっている間に大流行してしまうでしょう。間に合いません。インフルエンザウイルスは変わり身が早く、現在のインフルエンザについてさえ、予防接種の有効性に疑問の声があがっている状況です。
私は第一次世界大戦がなかったらスペイン風邪もあれほどの猛威を振るわなかったと考えています。戦場の兵士たちのように暮らさなければ まずは身を守れます。疲労困憊せず、栄養あるものを適度にとって規則正しい生活をおくり、免疫力を保つ。ウイルスに対抗するのは結局 おのおのの自然治癒力、免疫力です。
足三里というつぼに針灸することで、免疫力をあげることもできます。やたらと不安がって、精神的に落ち込み、免疫力を下げないようにすることも大切です。
養生を心がけ、その日その日を大切に生き、楽しむことも忘れない。戦争はしない。これらのことを守れば免疫力を保てるでしょう。

