ギックリ腰になった時は

半健康人から脱出!結(ゆい)通信No.209と210 2009/04/14と15より

ギックリ腰になった時は

ギックリ腰になったとき、どうなふうに過ごせばいいのでしょう。
一般に安静といわれていますが、どの程度の安静が必要なのでしょうか。
結論からいうと寝てればいいというわけではありません。
程度によります。
ちょっとでも動いたら痛いときは仕方がありませんが、少し動けるときは寝たりおきたりすることをお勧めしています。
全然 動かないと筋肉も衰えるし、内臓もうまく機能しなくなります。
動かない時間が長すぎると、動かないことからくる不具合が多くなるのです。
早く針灸治療して早くよくしてくださいというのはそのためです。ちょっとでも動いたら痛くなる場合でも、手を握るとか腕を動かすとかはできるはず。
ギックリ腰 脚に力を入れたり、ぬいてみたりすることもできるはずです。
これだけのことでも血流は改善します。
じつは私の針灸治療は患部を治しているだけではありません。
患者さんの脳にはギックリ腰の痛みの記憶が深く刻み込まれています。
この痛みの記憶を上手にリセットしてあげることも大切です。
針灸で痛みの記憶を消すこともできます。痛みの記憶も長引くとなかなか消えにくくなる場合があります。
早く針灸治療して早くよくしてくださいというのはそういう意味もあるのです。

ぎっくり腰の時は重いものをもたない

先月 ある30代の男性がぎっくり腰で来院されました。
峰岸(仮名)さんは 朝、脚を引きずりながらこられましたが、治療後はすたすた歩いて帰られました。
翌日夜来院されたときはちょっと痛そうです。
「1日 会社で座っていたら、だんだん痛くなってきた」とのこと。
「仕事中、30分~1時間に一度は、立って軽く身体を動かしてください」とお願いしました。
峰岸さんの持ってきた大きなカバンを持ってみるとすごく重い。
仕事の資料がたくさん入っているそうです。
「腰が痛くなったときは、資料を減らして軽くしてください、どうしても減らせない時はキャリーバックで引くようにしてください」「痛みがなくなったからといって治ったと勘違いしないでください。治る方向に身体が動き始めたと考えてください、無理しないでください」とお願いしました。

座り続けない+振動をできるだけ避ける

2回 治療してすっかり腰の軽くなった峰岸さん、じつは単身赴任で明日は奥さんのところに帰られるとのこと。奥さんが初産でもうすぐ予定日だというのです。
高速バスで数時間かけて帰るというのを必死に説得しました。「長時間座り続けるのと、バスの振動、これが腰によくない。電車ならまだ30分に一度程度は車内を歩くことができます。飛行機は乗っている時間が短くてすみます。バスはやめてください」「初産は女性にとって大事業、不安感もいっぱいのはず。そばにいてあげてください。夫が腰を痛めてそばにいられないというようなことになったらとり返しがつきませんよ」「男は過ぎたことは忘れます、後でうめあわせをすればいいと思っているかもしれませんが、女の人は出産の時のことは忘れませんよ」等々。なんとか電車で帰ってもらうことになりました。
トラック運転手の方を治療していると「今日は、揺れの少ない新型車だったから腰が楽だった」というふうに聞くことがあります。長時間座り続けること+振動、どうもこれが腰にわるさをするようです。

※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

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