仮面うつ病と腰痛との関係

仮面うつ病と腰痛との関係

ツボを使って脳を刺激

うつ病は脳の神経伝達物質などの異常といわれています。うつ病の中でも腰痛や頭痛など身体の症状が主なものは仮面うつ病と呼ばれます。
脳の神経伝達物質などの異常に加え、痛みの記憶情報が誤って書き換えられた状態といえるのかも知れません。患者さんの立場からすると、慢性腰痛の中で抗うつ剤のような脳に直接作用する薬が効く状態と考えればいいのです。

腰痛でも頭のツボ

中医学で伝統的に使われてきた腰痛に効くツボの中には、腰ではなく頭に位置するものもあります。腰が痛い、腰がだるいという患者さんの頭に鍼や灸をすると不思議がられるのですが、脳の異常で腰痛が出ていると考えると、脳を一番刺激しやすい頭のツボを使うことは当たり前となります。

百会(ひゃくえ)という頭のてっぺんにあるツボはあるタイプの腰痛の時に使うのですが、じつはめまいの時や身体がしんどくなって、疲れやすくなっている時でも使います。仮面うつ病と診断される腰痛も、鍼灸は昔から治してきたといえるのではないでしょうか。腰痛を鍼灸で治していたつもりが、結局うつ病を治していたということもあったでしょう。
なかなか治らない腰痛は副作用のある抗うつ剤を飲み始める前に一度、鍼灸をお試しください。

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