脊柱管狭窄症、足がしびれる

脊柱管狭窄症、足がしびれる

結(ゆい)通信No.125より 2006/06/15

今日は大阪も大雨。梅雨も本格的になってきました。

晴耕雨読(せいこううどく)

今朝一番、来院された80代の男性が「今日は左足が重い」とおっしゃいます。
「しばらく歩くと、左足がしびれてきて歩けなくなる」という症状で来院され、数回の鍼灸治療でよくなられた方。つい先日「○○公園まで休まず歩けるようになった」とうれしそうに報告されていたのに、今日はちょっと不機嫌そうです。
この方は脊柱管狭窄症、お年とともに背骨の中の脊髄神経の通り道、脊柱管が狭くなってきて足がしびれて、少し距離で歩けなくなる病気です。
足のしびれはしばらく休めば回復して、再び歩けるようになるのが特徴です。鍼灸でしびれはなくなり、長い距離も歩けるようになります。いったん治ってしまえばそうそう再発するものではありません。脊柱管が狭くなるのは元に戻せませんが、神経の状態が回復すると考えられます。
今日は朝から雨が降っていたので「雨の中を歩いたでしょう」と聞くと、「いつも通り、朝の散歩をした」とのお答え。私は「晴耕雨読(せいこううどく)でいきましょう」と申し上げました。

決めたことを適当に守る

雨の中を長く歩くと、湿気や冷えにやられて、腰痛や関節痛、脊柱管狭窄症のしびれ感がひどくなったりします。この方の場合は、しびれの再発まではいかなかったのですが、足が重く感じたようです。散歩も大切ですが、雨の日や、あまり暑い日寒い日の散歩は体調をかえって悪化させてしまうことがあります。
晴耕雨読、晴れた日は耕作し、雨の日は読書することにひっかけて、気候のいいときに散歩しましょうと申し上げたのです。
晴耕雨読にはもうひとつの意味があります。都会を避けて悠悠自適に生活する読書人(知識人)のように暮らそうという意味。悠悠自適(ゆうゆうじてき)、なにごとにもとらわれない落ち着いた気持ちというのも申し上げたかったことです。
散歩にしても「毎日すると決めたからにはやりぬくぞ!」といった生真面目(きまじめ)な方が患者さんに多いのです。体調や天気と相談し、ほどほどにやっていただきたいのです。
決めたことでも適当に守ってください。

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