子供たちの勉強の仕方はまちがっている
身体をつくることが、脳の状態をよくして結局は学力を向上させる
2003/03/28
まちがった勉強の仕方
学校の合格発表も終わりました。受験も終わり、親も子もほっと一息 というところでしょう。現代の子供たちの勉強の仕方を見ていると「なんか間違っているな」と感じることがあります。
健脳補腎(けんのうほじん)とは
お年寄りに針灸を続けていると、最初は「頭がもやもやしていたのが すっきりした」と、いう程度だったのが、そのうち「本を読んでも、内容が頭に入らなかったのが分るようになってきた」といわれるようになることがあります。
中年の働きすぎの「うつ病」一歩手前といった感じのサラリーマンの方に針灸を何度かすると 「集中力が回復してきた」とか「記憶力が戻ってきた」といわれることがあります。
いずれもいくつかのつぼを使い健脳補腎(けんのうほじん)の治療をしたためです。
腎を消耗させること
結(ゆい)通信26号で「伝統的中国医学でいう腎は腎臓だけでなく、生命力や老化にも関係します。恐怖がすぎ ると腎を傷つける。幼いころから家庭内暴力にさらされている子供は成長が遅い、小さなままでいるといったことが指摘されています。恐怖が成長する力を奪う のです」と書きましたが、伝統的中国医学はもうひとつ、腎に関連して大切な働きがあると考えています。腎は脳に通じているのです(西洋医学の腎臓と混同し ないでください) だから補腎(ほじん)すると健忘や「うつ」に効くのです。幼いころから家庭内暴力にさらされている子供は成長が遅いだけではありません。学力も低下しま す。
じつは腎を消耗させるのは恐怖ばかりではありません。働きすぎも腎を消耗させます。中年の働きすぎのサラリーマンに「うつ病」が多いのもそのためです。
勉強時間が長ければいいというものではない
働きすぎも勉強のしすぎも、同じことです。短期的には「気」を、長期的には腎を消耗させます。無理して長時 間、子供たちを勉強するように仕向けても、脳の状態がよくなければ 覚えるものも覚えられません。解ける問題も解けません。休養と睡眠 バランスのとれた 暖かい食事が何より大切です。
身体をつくることが、脳の状態をよくして結局は学力を向上させることにもつながります。
各人にあった適切な勉強時間で勉強する
身体の強い子もいれば、弱い子もいます。身体の強い子はある程度の長時間の勉強に耐えられますが 弱い子はそうもいきません。各人にあった適切な勉強時間で勉強することが 結局は学力向上につながります。長時間の勉強では疲労しすぎてしまう子供は、集中して短い 時間で、効率よく学習したほうが効果的です。
親にできること
小学校から、やせ馬に鞭打つように勉強させたところで、大学受験までは長いのです。高校あたりで力尽きてしまいます。
十分な睡眠をとれるように仕向け、バランスのとれた暖かい食事で お子さんを支えてあげてください。身体をい たわってあげてください。成人するまでの健康管理は親、母親だけではなく両親の責任です。できるだけ健康な身体に育ててあげてください。大学受験後の人生 はもっと長いのですから。

