賢い医者、治療家のかかり方
2003/05/27 結(ゆい)通信No.36より
おとなしい日本人
半月ほど前、バングラディシュから一時帰国した鍼灸師の友人と話す機会がありました。夫はバングラディシュ人。彼女はバングラディシュ人にもバングラディシュ在住の日本人にも針灸治療しています。
彼女が「日本人はおとなしすぎる。自分を表現するのが下手だ。バングラディシュ人もバングラディシュ在住の韓国人や中国人もうるさいくらい自己表現する」と、嘆息するようにいっていました。彼女は、異文化の中で「うつ」状態に陥った日本人エリートを治療していました。
メモはありがたい
日本人は自己表現が苦手です。みなさんは治療家や医者の前で自分の症状、つらいところをきちんと説明できますか。緊張してうまくいえなかった経験をもつひとは多いのではないかと思います。
伝統医学にもとづく針灸は、患者さんの体型、顔色や脈、舌の状態などをみて、声の調子を聞き、身体全体の状態をつかみます。一番 つらいことだけきちんと言ってもらえば、後は詳しく聞かなくても大体は診断できます。自己表現の苦手な患者さんにとって楽なやり方です。
ただそうはいっても、きちんと患者さんの情報を、こちらに伝えていただくのにこしたことはありません。結(ゆい)でも初診の患者さんが、症状や病歴のメモや手紙を持ってこられることが時々あるのですが、大変ありがたいものです。
治療後の病状の変化、質問などメール大歓迎
最近は、治療中の患者さんから、治療後の病状の変化、質問などをメールでいただくことがあります。これも治療の効果がよくわかり、大変ありがたいもので す。次の治療方針もたてやすくなります。いただいたメールの回答は、たいてい次の治療時に口頭でしています。泌尿器系の悩みなど、面と向かって聞きづらいことを相談されることもあります。
今、結(ゆい)に通院中の読者の方は、どうぞ気軽にメールしてください。「膝がこの前から違和感があったことを言えなかった」「夜中に最近 汗をかくよう になったんだけどなんでだろう」などということはありませんか。思い立ったときにメールしてください。メールはきちんと印刷して、カルテに貼り付けています。まだ電子カルテではないので(^^;)
伝えたいことはメモして準備
私がありがたいことは、ほかの医者、治療家の先生方にもありがたいはずです。
私は、患者さんやその関係者の方々が ほかの医者、治療家の先生方のところに初めて行かれる時は、伝えたいことをメモして準備するように勧めています。読者の皆さんも試してみられたらいかがでしょう。

