結(ゆい)鍼灸院について

治療するのは院長1人です。
女性スタッフが補助しますが、院長以外が治療することはありません。
当院の鍼灸治療は「ほかとは違う」とよく言われます。温灸を使うことが多いこと、当然のようにうつぶせや仰向けになってもらう治療院がほとんどの中、 抱き枕を使って側臥位になってもらったり、歩きながら鍼をしたりといろいろやるからでしょう。
「じっくり治しましょう」というところが多い中、「あなたが考えているよりも早く治るかもしれませんよ。」と言ったりするからかもしれません。

当院のスタッフ

2011年に出版された「鍼灸師のための健康美容鍼灸」という本です。「臨床の第一線で活躍する12人の医師、鍼灸師が解説」とのことで、私もその1人になっています。 当院の美容鍼灸は通常料金4600円に2400円プラス=7000円で受けることができます。

特徴

針は 使い捨ての針(ディスポ針)を使用しています。
シーツも紙製の使い捨てのものを使っています。
当院は中国の伝統医学、中医学(ちゅういがく)にもとづいて身体を治していきます。

中医学は中国では、近代医学と同じように大切にされています。
アメリカ合衆国でも最近「代替医療」 近代医学と同じ価値を持つもうひとつの医学として注目されています (日本はまだまだですが)。
しっかりした理論と治療法を持つ確かな医学です。

当院は はりきゅう で治しますが、中医学は漢方薬やはりきゅう、マッサージ、気功などの治療法をすべて含んだ医学です。
食膳といって、いつどんな食べ物を食べたらいいのかという知恵も豊富です。

どんな病気が治るの

一般の開業医の内科と整形外科と心療内科と産婦人科がいっしょになっていると思ってもらって結構です。 ほとんどの病気に効きます。痛みやこりにすぐに効くことはよく知られていますが、内科や耳鼻科、泌尿器科、眼科、心療内科に行こうかというような症状にもよく効くのです。 一度 相談してみてください。

虫歯の痛みや腫れも何回も治してきました。ただ虫歯自身の治療はできませんから、痛みや腫れのおさまった後は、歯医者さんに行くようにお勧めしています。 身体がしんどいとか、どうにもだるいとかいう時もお勧めです。 当院に時々来られている患者さんは、風邪をひいたみたいだとか急に咳が出始めたという時は、鍼灸治療をされます。即効性があります。

たくさんつらいところがあるのですが

全部おっしゃってください。 一度に全部を楽にすることはできなくても、あなたの身体の状態をこちらが把握し治療の方針をたてるのに役にたちます。 全部を一度に楽にすることができる時もあります。

例えば肩がこって 頭痛がして、目の奥が痛み 眠れなくてイライラして生理痛がひどくて生理も不規則で便秘もある。といった状態を中医学では肝気鬱滞(かんきうったい)というひとつの身体の状態が原因と考えます。 肝気鬱滞のつぼを使って治せば全部の症状がとれます。

結(ゆい)の鍼灸治療の紹介

Q : 鍼はどんな鍼を使うのですか。
A : 太さは.014ミリから0.3ミリ、長さは1.5センチから5センチです。 当院では「使い捨て」の鍼を使用しています。 シーツも紙製の使い捨てのものを使っています。
Q : お灸(きゅう)はどういうものですか。
A : お灸は、よもぎから作られたもので、それ自身、薬効があります。
洋のハーブ療法です。カイロで暖めるのとは訳が違います。
当院は灸頭鍼(きゅうとうしん)といって、お灸を鍼の頭につけて使うことが多いです。
他には棒灸や箱灸があります。棒灸は棒状にしたお灸を皮膚に近づけて暖めます。
箱灸は箱の中でお灸をします。
おへそに使うことが多いです。身体を芯から暖めます。
ほかにも生姜(しょうが)を使うこともあります。
紙筒灸といって、もぐさと皮膚の間隔をあけたお灸もします。
いずれもぽかぽかと暖かいものです。
Q : 昔のように、肌に直接すえるぴりっと熱いお灸はしないのですか。
A : 病気によっては、ぴりっと熱いお灸の方がよく効く場合もあります。 その場合は患者さんに必ず相談し、承諾をいただくようにしています。
Q : 診断で結(ゆい)では脈をみたり舌をみたりするでしょう。何をみているのですか。
A : じつは脈をみたり舌をみたりしているだけでなく、顔色をみたり患者さんの声の具合を聞いたりもしているのです。
中国の伝統医学、略して中医学は、長い伝統の中で、緻密な診断のやり方をつくってきました。
足の関節が痛いと言ってこられた患者さんでも足の関節だけをみるということはしませんし、足の関節にだけ針をするわけではありません。
身体全体の状態を改善する中で足も治していきます。
そのほうが治療効果が、断然いいからです。

結(ゆい)のマーク:陰陽をあらわす図に人が入りました。
患者さんと治療家が つながっていこうということです。

結(ゆい)のマークは商標登録済みです。
登録第4619155号
無断転載を禁じます

WHO(世界保健機構)では、次に掲げる疾患に はり灸治療が適応であることを認めています。

ピンクの字は私が経験的に有効と考えている疾患です。

系統・分類(上段) 適応疾患の例(下段) 神経系 神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・ 頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー等パニック障害うつ病
双極性障害・心因性失声症・パーキンソン病
運動器系 関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群、顎関節症、頚椎椎間板ヘルニア・ 五十肩・腱鞘炎・腰痛・腰椎椎間板ヘルニア、外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)等、 妊娠時の腰痛、変形性膝関節症、脊柱管狭窄症 循環器系 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ等 呼吸器系 気管支炎・喘息・風邪および予防等、肺炎、咳喘息 消化器系 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・ 胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾等 潰瘍性大腸炎、機能性胃腸障害、胃食道逆流症、機能性ディスペプシア、過敏性腸症候群 代謝内分秘系 バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血等 生殖・泌尿器系 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎.失禁等 婦人科系 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊等、 逆子、妊娠時のさまざまな痛み、月経前症候群(PMS) 耳鼻咽喉科系 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・蓄膿症・ 咽喉頭炎・扁桃腺炎等、 花粉症、突発性難聴 急性低音障害型感音難聴、 耳管開放症、耳管狭窄症 眼科系 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい等、緑内障 小児科系 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・ 小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善等

LGBTの方の治療について、とくにトランスジェンダーの方へ

患者さんの訴えを聞いて、きちんと治していきます。LGBTの方もそうでない方も同じです。
これまでもたくさんのLGBTの方を治してきました。レズビアン(L)やゲイ(G)、
両性愛のバイセクシュアル(B)の方はとくに本人がおっしゃらない限り、こちらではわかりませんし、
おっしゃる必要もありません。知らないで治療している場合も多いことでしょう。

心と体の性が一致しないなどのトランスジェンダー(T)の方は着衣や身体からわかりますから、
以下のようにしています。

カルテの性別欄は患者さん本人の望まれる性別にします。
カルテの姓名も患者さんの望まれる名前にします。

◆LGBTとは

女性を好きになる女性のレズビアン(L)、男性を好きになる男性のゲイ(G)、
両性愛のバイセクシュアル(B)、心と体の性が一致しないなどのトランスジェンダー(T)といった性的少数者の総称。
(2017-01-15 朝日新聞 朝刊 静岡・地方版より引用)

◆LGBTQとは

Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)、Gay(ゲイ、男性同性愛者)、Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)、
Transgender(トランスジェンダー、性自認が出生時に割り当てられた性別とは異なる人)、QueerやQuestioning(クイアやクエスチョニング)
の頭文字をとった言葉で、性的マイノリティ(性的少数者)を表す総称のひとつとしても使われることがあります。

※Qを表す「クイア」は、もともと「不思議な」「風変わりな」「奇妙な」などを表す言葉で、同性愛者への侮蔑語でしたが、現代では、規範的な性のあり方以外を包括する言葉としても使われています。「クエスチョニング」は、自らの性のあり方について、特定の枠に属さない人、わからない人等を表す言葉です。 日本におけるLGBTQの割合は、調査機関・調査方法によってデータにバラつきがありますが、現在では約3%〜10%と言われています。
東京レインボープライド2022(TOKYO RAINBOW PRIDE 2022)のHPより

治療用ベットです。ディスポシーツがひかれています。真ん中の黄緑は患者着で施術の際はこちらを着て頂きます。