肩のこらない身体になるには

30代の働く女性です。2回の治療の後一ヵ月後に別件で来院されました。肩こりは治っています。一日 パソコンをすると体だるいと感じることはあっても翌日には回復しています。この時にアンケートをいただきました。

アンケートでは
◆非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。
◆治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は1である。
という回答をいただき以下のようなコメントもいただきました。

◆コメント
目の内側のしびれや目があけにくい症状は全くなくなりました。肩こりはほとんどありませんが、一日中パソコンを見ているような仕事の日の夕方や夜にやや肩がこる(というか体がだるい)と感じることがあります。

肩の痛みと一緒に10年続いた手足の冷えもなくなりました

安井(仮名)さんは60代初めの女性です。
アンケートでは
◆非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。
◆治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は0.2である。
という回答をいただき以下のようなコメントもいただきました。

◆コメント
通院2回目以降かなり楽になりました。その後一進一退ながらも良い方向に向かいほぼ3週間で完治しました。肩コリだけでなく手足の冷えについても治療していただき、寝つきの悪さも針で治るとは大きな驚きでした。ありがとうございました。

頭がぼおっとしていたのが治った アトピー性皮膚炎のかゆみもとれた

尾形(仮名)さんは20代後半の主婦です。足が冷えて仕方がない。肩もひどくこる。夜は眠りが浅い、昼間は頭がぼおっとするとの訴え。2年前からぼおっとするのがひどくなりました。半年前から身体もかゆくなりはじめ、肩にひどいアトピー性皮膚炎があり、胸にもポツポツとあります。しゃんとしようとカフェイン入飲料を飲むと、今度は胸がドキドキする始末。甘いものが食べたくて仕方がないそうです。

1度治療したところ劇的によくなりました。かゆみがなくなり、肩こりもなくなりました。頭もぼおっとしなくなったので、カフェインに頼る必要もなくなりました。よく眠れます。2週間後に再度来院されたのですが、肩にあったアトピー性皮膚炎がきれいに消えていました。首から胸の付近がよくかゆくなるのでステロイド軟こうを塗っていたのですが、塗らなくなったそうです。ステロイドをやめてもかゆみは出ません。甘いものもとくに欲しいとは思わなくなったそうです。足も以前ほどは冷えなくなりました。便秘はないと言われていましたが、大便の量が増えていました。

甘いものを食べたくなるのは中医学では脾気虚(ひききょ)といい、消化器系が弱っている時に起こると考えています。一度の治療で脾気虚が大分改善されたのでしょう。
脾気虚になると身体の余分な水分、湿邪(しつじゃ)をうまく外に出せなくなります。湿邪が経絡、気の流れる道をふさげば、肩こりや痛みになります。湿邪がある条件のもとで熱をもつと湿熱となり、かゆみやアトピー性皮膚炎になります。

脾気虚も気虚(ききょ)の一種で頭にうまく気が回らなくなると、昼間は頭がぼおっとして夜は眠れなくなります。

尾形さんの治療はもう少しかかるかなと考えていたのですが、うれしい誤算でした。湿邪がわるさをしているので、湿度の高い梅雨や夏は状態が悪化する可能性はあります。その時はまた1~2回治療すればいいでしょう。
もちろん定期的に治療して、どんどん健康になる、予防するという選択肢もあるのですが、その辺は 患者さんの選択に任せています。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【1】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント
とても楽になりました。また時間がある時に伺います。お灸がとても良かったです。冷えもかなりよくなりました。

※治療効果には個人差があります。みなさんが同じように治るわけではありません。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。2015/5/31

 

会社に行くとおなかが痛くなるという症状がとれたら肩こりもなくなりました。

中村さん(仮名)は30代の女性、PMS(月経前症候群)の治療をご希望で来院されたのですが、いつも肩がこる、会社に行くとおなかが痛くなる、ふらっとするという症状をおもちです。ふらっとするのは貧血のため仕方がないと自分ではおっしゃいます。
自分で原因を断定し、自分で納得されている患者さんは結構いらっしゃいます。

ふつうに治療するとたしかに身体は楽になるのですが、しばらくするとまた肩がこってきます。そこで思考鍼をしてみました。
思考鍼とは理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)をなくす鍼灸のやり方です。あるツボに鍼をして一定の刺激をしている時に、恐怖の対象や過去の衝撃をうけた出来事を思い出してもらうやり方です。出社した自分の姿を鍼をしながら想像してもらいました。
おなかが痛くなりましたが、別のつぼに鍼をして腹痛をとりました。今度は出社を想像しても腹痛は出なくなりました。

しばらくして来院されたので症状をお聞きすると、会社に行くとおなかが痛くなる、ふらっとするという症状はなくなりついでに「いつも肩がこる」と言われていた肩こりもなくなっていました。おなかが痛くなるのは過度の緊張のためです。いつも緊張していると肩がこるのも当たり前です。思考鍼が過度に緊張する状態をリセットしてくれたのです。

治療終了後にアンケートをいただきました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【2】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント
朝 会社に行く時のめまい、貧血、胃の痛みが大分よくなりました。体調もじょじょによくなっていると思います。肩こりも楽になりました。

15年前からの頭痛が治りました、膝の痛みの治療がきっかけで

長年の頭痛でこれが普通だと思っていたのが先生の治療で頭痛のない生活がこんなに頭がすっきりしていると気付かされました。長い間モヤがかかっていたような感じだったのがすっかり晴れて気持ちまで楽になりました。
ひどくなると寝込むこともあったのが今週は一度もありません。1日だけ頭痛がありましたが半日で治ってしまいました。ほんとうにありがとうございました。

鍼が苦手な男性も、効くからきます。肩の痛みが消えた。

鍼は苦手だけれど、効くから来るという患者さんもいらっしゃいます。猪俣(仮名)さんもそんな方。お連れ合いから勧められて来院されました。お連れ合いは一度だけ来院されたのですが、肩の痛みが一度で治り、上がらなかった肩が上がるようになっていました。
猪俣(仮名)さんは30代の電気工事の職人さんです。20代の時に野球で右肩を痛めてから、たびたび肩の痛みで苦しんでいらっしゃいます。仕事柄、腕を上にあげて作業することが多いのですが、痛みを我慢しながら仕事を続けていらっしゃいます。
一度の治療で痛みなく腕を上げることができるようになりました。アンケートは2度目の治療の時にいただきました。
 
◆「よい効果があった少し 苦痛はあるがずいぶん楽になった」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は3である」と回答していただきました。
 
◆コメントには
はりがこわいので、出来れば来たく無いですが、効果があると感じたので、いたくなればまた来たいと思います。
と書かれていました。できるたげ来なくて済むように治療効果が長く続く鍼灸を一生懸命施術させていただきます。
鍼をこわがるのは男性の方が多いようです。
 

頭痛、肩こり、目の痛みがおきなくなりました。便秘も改善。

浅川(仮名)さんは40代初めの女性です。1日中、パソコンの前でデスクワークされています。肩がこって、そのうち頭まで痛くなる。頭が重いくてつらい。目が重く、目の奥も痛い。眠りが浅く、時々目が覚めてしまう。便秘もひどく3~7日に一度の割合でしか便通がないといった症状です。VDT症候群と診断されそうな症状です。
結(ゆい)でよく治療している肝欝気滞(かんうつきたい)タイプの患者さんです。

1回治療しただけで「治療前の苦痛を10とすれば今は2」2回目で「治療前の苦痛を10とすれば今は1」といった状態になりました。
週に1回で1ヶ月治療したら頭痛もおこらず、肩こりもあまり意識しなくなりました。便通も1~2日に1回となり便秘も治りました。
 

◆初回の治療後のアンケート
 

治療前の苦痛を10とすれば今は2
以前、大阪駅にある鍼灸に針とお灸に計12回程度通っていたのですが、その時は何となく良いのかな?とおもう程度だったのですが、ここは、とてもしっかりと針とお灸をしてくれ、初回の翌日は体がだるかったのですが、それ以降はとても体が楽でひどかった頭痛や目の奥、首、肩の調子が良いので、これからも通おうと思います。便秘の改善と女性ホルモンの改善希望。
 

◆2回の治療後のアンケート
 

治療前の苦痛を10とすれば今は1
頭痛、肩こり、目の痛みなどは2回目で苦痛を感じる痛みはおこらなくなりました。便秘は以前は3~7日に一度の割合だったのが今は2.5日に一度
2回の治療でよくなりました。頭痛、肩こり、目、首の痛み、イライラが今後もおこらない様にしたい。
自筆のアンケートは1回目と2回目のアンケートをいっしょに写しています。

まだ風邪やインフルエンザが流行っているようです。今回は風邪の発熱の後にひどく背中が痛んだ患者さんが治ったお話です。2014年4月17日掲載。
 

☆風邪の後の背中の痛みが1週間で消えました
 

村田さん(仮名)は40代後半の女性です。一週間前に風邪をひいて発熱、背中が痛くなりました。発熱はしばらくしておさまったものの背中の痛みはとれません。仰向けに寝て背中を圧迫すると痛いとのこと。横向けになってもらい、側臥位で治療しました。1日おきに2回治療したところ当初の痛みを10とすると3~4という状態に落ち着きました。その後もう一度治療すると10とすると0.5というところまで激減、治療開始から1週間がたっていました。4回で背中の痛みはなくなり治療を終了しました。この段階でアンケートをいただきました。
村田さんは持病の喘息もありその後も時々、治療を続けています。背中の痛みの治療中も息苦しさもありそちらもいっしょに治療していました。鍼灸は慢性的なものだけでなく急性の症状にも良く効きます。風邪の後に咳が続くような時もよくききます。


無月経が3ヶ月で治りました、ついでにアトピー性皮膚炎もよくなりました

五十嵐(仮名)さんは十代後半の学生さん、中学2年の頃から生理が始まったのですが、1年に1~2回しかきません。3ヶ月治療したところ定期的に生理がくるようになりました。
アトピー性皮膚炎も小学校高学年からあり、頚や肩もこり、足がつりやすいそうです。こちらの方も肌がきれいになり、かゆみもなくなりました。「頚、肩のこり」が最初になくなり、次に足がつらなくなり、アトピー性皮膚炎がきれいになった後に生理がくるようになりました。五十嵐さんは中医学でいうと血虚(けっきょ)のタイプ、少しだけ気虚(ききょ)もありました。
中医学では「頚、肩のこり」「足がつる」「アトピー性皮膚炎」「無月経」を別の病気とは考えません。「頚、肩のこり」は気虚(ききょ)のために気のめぐりが悪くなったために起こっています。
足がつるのは筋肉にうまく気血(きけつ)が回っていないため、アトピー性皮膚炎は血虚のため皮膚の状態が悪くなったためです。血虚の肌はアトピーとは限りませんが、カサカサしてかゆみが出やすくなります。
無月経は血虚で栄養状態が悪くなっているためです。無月経という病気を治すというよりは、身体を元気にしていく中で自然と回復していくイメージです。

アンケートには「生理が毎月来るようになってとてもうれしいです。」と書かれていました。無月経の治療はホルモン療法、低用量ピルだけではないのです。鍼灸は本当に身体を治していきます。
 

※五十嵐さんの場合は血虚でしたが、無月経の原因は血虚ばかりではありません。

鍼灸は身体を活性化させます。鍼灸治療中に閉経したと思っていた生理が再び始まることもあります。これも一種の アンチエイジングでしょうか。体調はよくなっているので患者さんには喜ばれます。

じつは「原因不明の右胸の痛み、頭痛、目の奥の痛みもきれいになくなりました」で紹介した50代の女性、森田(仮名)さんの生理も復活しました。森田さんは8ヶ月続いた痛みが1ヶ月と少しの治療で治った後、1ヶ月お休みされました。右胸の痛みが少しだけ再発したため治療を再開。痛みは1回でなくなりましたが、その後は肩こり等の治療として週1回程度の治療を続けていらっしゃいました。そうしたところ8ヶ月ぶりに生理がきました。結に最初に来院されてから、約4ヶ月たっていました。
「原因不明の右胸の痛み、頭痛、目の奥の痛みもきれいになくなりました」はこちら

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