子育て真っ最中ママの線維筋痛症の治り方

芝原(仮名)さんは30代後半のお母さんです。
半年前から突然 左手人差し指が痛みはじめ、そのうち手全体が痛くなりました。足に力が入らなくなり立ち上がるのもむずかしくなりました。線維筋痛症と診断されています。
結(ゆい)に来院されたときは、なんとか歩けるようになっていましたが、全身が痛く筋肉がぴくつくという訴え。とくに左肩が痛く腕が上がらないとのことでした。
おなかはごろごろしています。毎日、午後3時頃からは不安感に襲われるそうです。線維筋痛症は精神症状を伴う方がほとんどです。

3ヶ月治療して症状もだいぶん緩和してきたところで以下のアンケートをいただきました。

◆アンケートでは「よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【3】である」との評価をいただき、以下のコメントをいただきました。

◆コメント

最初に問診をしていただいた時は、症状が多すぎて何から伝えたらいいのかと言う感じで不安もありましたが、先生が一言「大丈夫治りますよ」と言ってくださり心強かったです。全身が痛くパニックなど精神症状も不安定だったのが、まず慢性的な下痢が治まり、夕方に起きる不安発作もおさまり、気づけば頑固な肩の痛みが治まりました。
日によって痛みが復活したり筋肉のピクピクもまだ治らないけれど、精神的肉体的な自律神経の不調はだいぶ治まりました。心配をかけていた家族もとても喜んでくれています。今後は早く薬も減らして行けたらと思っています。鍼は痛みを伴う時もあるけれど、これほどの効果が感じられたことに驚いています。今までは体調崩すと病院を転々としていましたが薬に頼る頼らず直していけることがわかりよかったです。本当にありがとうございます。

追伸 月経前の不調にも治療の効果を実感しています。

元気な60代後半がよみがえる方法 足の痛みも くしゃみ鼻水も

鍵元(仮名)さんは60代後半の行動派な男性です。山歩きやスポーツが趣味の方。
12月後半に来院されました。2週間前から左のふくらはぎが急に痛くなり、歩くと痛いという訴えです。これは1回の治療で痛みがとれました。
2回目の治療の時は、くしゃみと鼻づまりをなんとかならないかと相談されました。例年は3月頃に短期間 くしゃみ鼻づまりになるけれど、今年は12月初め頃から悩まされているとのこと。

鍵元さんは確かに元気な60代後半なのですが、ふくらはぎの痛みで運動量がへり、肺の気がうまくめぐらなくなったことが原因と思われました。運動は気をめぐらせる作用があるのです。率直に言って(本人には言ってませんが)お年から、肺の気が弱ってきた面もあるかもしれません。でも鍼灸は「年だから仕方がない」ということはありません。2回の鍼灸治療でくしゃみ鼻水はすっかりなくなりました。

※運動は気をめぐらせますが、同時に気を消耗させます。元気な人は気をめぐらせて体調がよくなりますが、身体の弱い人、疲れすぎている人はよけいに疲れてしまうこともあります。運動は万能ではありません。

治療終了後にアンケートをいただきました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント
非常によかったです。気持ちよく治療受けることができました。

会社に行くとおなかが痛くなるという症状がとれたら肩こりもなくなりました。

中村さん(仮名)は30代の女性、PMS(月経前症候群)の治療をご希望で来院されたのですが、いつも肩がこる、会社に行くとおなかが痛くなる、ふらっとするという症状をおもちです。ふらっとするのは貧血のため仕方がないと自分ではおっしゃいます。
自分で原因を断定し、自分で納得されている患者さんは結構いらっしゃいます。

ふつうに治療するとたしかに身体は楽になるのですが、しばらくするとまた肩がこってきます。そこで思考鍼をしてみました。
思考鍼とは理由なき恐怖心や心的外傷(トラウマ)をなくす鍼灸のやり方です。あるツボに鍼をして一定の刺激をしている時に、恐怖の対象や過去の衝撃をうけた出来事を思い出してもらうやり方です。出社した自分の姿を鍼をしながら想像してもらいました。
おなかが痛くなりましたが、別のつぼに鍼をして腹痛をとりました。今度は出社を想像しても腹痛は出なくなりました。

しばらくして来院されたので症状をお聞きすると、会社に行くとおなかが痛くなる、ふらっとするという症状はなくなりついでに「いつも肩がこる」と言われていた肩こりもなくなっていました。おなかが痛くなるのは過度の緊張のためです。いつも緊張していると肩がこるのも当たり前です。思考鍼が過度に緊張する状態をリセットしてくれたのです。

治療終了後にアンケートをいただきました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【2】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント
朝 会社に行く時のめまい、貧血、胃の痛みが大分よくなりました。体調もじょじょによくなっていると思います。肩こりも楽になりました。

膣カンジタが早く治りました

腟カンジダとは、腟内にふつうにいるカンジダという真菌が増えすぎることで起こる腟炎です。
腟内は、乳酸菌によって酸性に保たれているため、他の菌が繁殖しにくい環境です。けれど抗生物質の使用などにより、ふつうにいるいろんな菌のバランスが崩れたり、疲労などで免疫力が低下した時に、カンジダ菌が増えすぎてしまいます。かゆみがあり、どろっとした感じのおりものがでたりします(今回はかゆみはなかったのですが)

島崎(仮名)さんは30代前半の女性です。ある病気で高熱を出し1週間ほど入院、その後も体調がすぐれず2ヶ月がたったところで、腟カンジダと診断されました。「なかなか治りにくいと聞いているので鍼灸でなんとかならないか」と相談されました。
週に1回、免疫力をあげる鍼灸治療をする一方、自宅で毎日、棒灸治療をしてもらいました。患部(腟)に棒灸を5~10分かけてもらいます。島崎さんはお風呂場で棒灸を使ったそうです。膣は会陰(えいん)というつぼです。全身とくに下半身を暖め気血の流れをよくする作用があります。棒灸の成分はよもぎを乾燥させたもので真菌に対し殺菌作用があるともいわれています。

※棒灸は1本162円でお分けしています。

一ヶ月弱で治り、下記のアンケートをいただきました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【0】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント

自覚症状ではありませんでしたが、子宮がん検診の際に陽性と判明したため、膣座薬を処方されました。計10日間投薬をしないといけないのですが、2.3日おきに通院しなくてはならず、治りにくい病気と医師からも聴かされていたので、しばらく通わなければと憂鬱でした。別件で結さんで治療していただいていたので、相談したところお灸と併用すると治りが早いとのことで、週1回の鍼灸院と自宅でのお灸療法をして、おかげさまで再検査では陰性でした。
自宅でお灸は難しそうだと思っていましたが、棒状のお灸の先に火をつけ患部に5分ほどあてておくだけですし、匂いもお風呂に入れば問題がなく、温かくて気持ち良かったです。ありがとうございました。

突然、声が出ない 1回で治りました。心因性失声症のお話

金田さん(仮名)は40代後半の男性、別件で治療したことのある方です。じつはお連れ合いが医療関係者です。

今朝、突然 声が出なくなったとの事で総合病院の診療を受けたその足で、結(ゆい)にいらっしゃいました。お連れ合いの勧めもあったようです。声が全く出ないために、お連れ合いが代わりに事情を話してくださいました。
MRIでも異常なく、脳血管障害の症状もない、ストレスから声が出なくなったのではないかということで、「心療内科を紹介しましょうか」と言われたそうです。

軽い吐き気が数日 続き、身体がいつもより熱く感じていたが、声の出なくなる前日は吐き気も消えていた。ちょっと調子がもどったかなと思ったが、朝 起きたら声が出なくなっていた。という状態です。

総合病院では異常なしという診断だったようですが「異常はあります」と申し上げました。

「現代医学の今の診断技術では異常を発見できないだけです、将来は発見できるようになるかもしれません。私にも現代医学的にどこに異常があるかどうかはわかりません。でも伝統的中医学の見方では、気がつまっています。胸で詰まっている時は息苦しかったのが上に上がってのどで詰まってしまった。だから声が出ないのです。だから吐き気の消えた翌日に声が出なくなってしまったのです。もちろんストレスは身体をこんな状態にした遠因です。身体も疲れています。でものどの詰まりがとれれば、声は出ます。」と言って治療を開始しました。伝統的中医学では痰風内動(たんぷうないどう)という状態です。

☆ストンとつかえがとれたように声がもどる

まず上に上がってしまった気の流れが下に流れるようにする鍼治療をしました。しばらく鍼をしたまま横になってもらい、「どうですか」と質問するとかすれながらも声が出ました。ろれつが回らないので、それを治すつぼに鍼をすると話しやすくなりました。

意味なくしゃべるのもつらいので、新聞を朗読してもらいました。だんだんと声のかすれがとれてきます。ころあいを見計らって失声の特効穴に鍼をすると、ストンとつかえがとれたように声帯が機能しはじめ、普通の声が出ました。
その後 2回ほど再発防止の鍼をして治療を終了しました。身体がみょうに熱く、だるいのも治りました。

2回目の治療終了後にアンケートをいただきました。

◆アンケートでは「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【2】である」との評価をいただき以下のコメントをいただきました。

◆コメント

声が出なくなった時は本当にあせりました。耳鼻科も行きましたが異常なし、そこで妻のすすめもあり先生に診てもらったところ、ちゃんと出るようになりました。
先生の説明も明確で安心しました。
今回は早く対処したこともあり早く治りました。何か異変を感じたら早めに診てもらうことが大切なのだと実感しました。
2014年12月

15年前からの頭痛が治りました、膝の痛みの治療がきっかけで

長年の頭痛でこれが普通だと思っていたのが先生の治療で頭痛のない生活がこんなに頭がすっきりしていると気付かされました。長い間モヤがかかっていたような感じだったのがすっかり晴れて気持ちまで楽になりました。
ひどくなると寝込むこともあったのが今週は一度もありません。1日だけ頭痛がありましたが半日で治ってしまいました。ほんとうにありがとうございました。

パニック発作の後の動悸が3回でなくなりました

栗原(仮名)さんは40代後半の女性です。家族、親戚でお店をやってらっしゃいます。大阪に多い家族経営の老舗です。元気のいい方で、テンポよく早口で話すサバサバした感じの方です。
 
20XX年の10月終わりに来院されました。いっしょに働いている親戚のAさん(女性)と話をすると動悸がしたり頭が痛くなったりするというのです。夏ごろからおかしくなり、そのうち熟睡できなくなり、朝からぼーとして眠いとのこと。夏の疲労と過労が動悸を誘ったのでしょう。
じつは2年前、Aさんと大喧嘩をして、その後でパニック発作をおこしていらっしゃいました。その後もしばらく動悸等が続いたのですがいつのまにか治っていました。今回はいつまでも治らず、夜も眠りにくくなったということで来院されました。抑うつ状態一歩手前というあたりでしょうか。
さっそく鍼灸治療を開始、1回の治療で寝つきがよくなり、3回2週間でほぼ動悸や気分の悪さもなくなり、4回3週間で終了しました。Aさんとの仲の悪さは同様ですが、互角に渡り合えるようになったとのこと。どなり返せるようになり、仲良く口喧嘩されているようです。
 
本格的に暑くなった今頃が不調になりやすい時期です。調子が悪くなったら栗原さんのように10月まで我慢することなく早めに来院ください。
 
◆アンケートには「非常によい効果があった。ほとんど完全に治り苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今は0」と回答いただきました。
 
◆コメント
決まった人と話すとき必ずひどい動悸があったのがほとんどなくなった。ゆっくり熟睡ができず、朝起きたときからボーと眠たさがあったのもなくなり寝つきもよくなった。
 
パニック発作というと何か「線の細い、弱弱しい人」がなるというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。どんな人でもなります。たいていは過労、疲労が引き金になります。本格的な猛暑に入った今、お気をつけください。
 
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

急性前立腺炎が治った

急性前立腺炎とは炎症で前立腺が腫れ、近くを通っている尿道を圧迫して、何回もおしっこに行くようになったり、おしっこがうまく出なくなったりする病気です。下腹部も痛み排尿痛もでます。
前立腺炎は意外に多い病気で、全男性の50%位の人が一生のうちに一回はこの病気にかかるといわれています。
 
館山(仮名)さんは40代後半の男性、以前 腰椎椎間板ヘルニアを治した方です。3週間前、血尿が出てあわてて病院に行ったところ急性前立腺炎と診断されました。
薬は飲み続けているのですが、残尿感があり排尿痛もあります。夜は2~3回、小水にたちうまく眠れません。
治療を開始したところ2回で痛みは半減。2週間6回で治療をおわりました。検査で細菌がなくなっていることも確認されました。
 
◆アンケートには「非常によい効果があった。ほとんど完全になおり苦痛がない。」「治療前の苦痛を10とすれば今は1~2」と回答。コメントはわざわざ印刷してきてくださいました。
 
◆コメント
病院の診察ではこの病気は苦痛、痛みが酷く精神的にもきつくて長期治療が必要との診断でした。5年前にヘルニアでお世話になった結鍼灸院を思い出し電話で相談して治療をお願いしました。その結果2回目で痛みの半分は軽減し4~5回目には殆ど痛みを感じなくなりました。感謝と驚きでいっぱいです。本当にありがとうございました。
 
 
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。
 

鍼が苦手な男性も、効くからきます。肩の痛みが消えた。

鍼は苦手だけれど、効くから来るという患者さんもいらっしゃいます。猪俣(仮名)さんもそんな方。お連れ合いから勧められて来院されました。お連れ合いは一度だけ来院されたのですが、肩の痛みが一度で治り、上がらなかった肩が上がるようになっていました。
猪俣(仮名)さんは30代の電気工事の職人さんです。20代の時に野球で右肩を痛めてから、たびたび肩の痛みで苦しんでいらっしゃいます。仕事柄、腕を上にあげて作業することが多いのですが、痛みを我慢しながら仕事を続けていらっしゃいます。
一度の治療で痛みなく腕を上げることができるようになりました。アンケートは2度目の治療の時にいただきました。
 
◆「よい効果があった少し 苦痛はあるがずいぶん楽になった」「治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は3である」と回答していただきました。
 
◆コメントには
はりがこわいので、出来れば来たく無いですが、効果があると感じたので、いたくなればまた来たいと思います。
と書かれていました。できるたげ来なくて済むように治療効果が長く続く鍼灸を一生懸命施術させていただきます。
鍼をこわがるのは男性の方が多いようです。
 

湿疹と不眠がつながっている? 気分障害または概日リズム睡眠障害、睡眠相後退症候群(DSPS)?

島田(仮名)さんは30代初めの青年です。数年前は全般性不安障害、パニック障害と診断され当院に治療に来られていました。当時の鍼灸治療の一番の目的は不安で乗れない新幹線に乗れるようになることで、それはうまくいき治療は終了しました。
 

今回は4ヶ月前から夜、眠れず、昼間 起きていられないという症状がひどくなったと来院されました。睡眠導入剤も効きません。昼間起きているよう努力はするのですが、たまらず寝ることもよくあるようです。こま切れの質の悪い睡眠の典型です。
2ヶ月前からは身体中に湿疹が出るようになり、夜はかゆみがひどくなりよけいに眠れない。概日リズム睡眠障害、睡眠相後退症候群(DSPS)ともみえるような症状ですが、この場合は気分障害からくるものなのでしょう。島田さんは今回は気分障害と診断されているようです。気分障害とはうつ病や双極性障害を含む広い概念です。
数年前のような不安感はなくなったとのことですが、抗うつ剤は飲み続けていて、疲れやすさ、手足のしびれ感の訴えもあります。

1ヶ月に5回治療したところ、夜はすぐに眠れるようになり、昼は起きていられるようになりました。2回ほど治療したところでかゆみが引き始め、3週間後には湿疹はきれいに消えました。眠れなくなると、だんだんと身体を落ち着かせる陰(いん)という成分が減少し、皮膚のかゆみになり、やがて湿疹になることがあります。こういう時、伝統的中医学では睡眠と湿疹を一連のものと考えて治療します。みなさんも睡眠時間が極端に少なかった時、妙に興奮した経験はありませんか。身体を落ち着かせる陰(いん)が減っているからです。
 

◆アンケートでは「非常によい効果があった、ほとんど完全になおり苦痛がない」を選択。以下のようなコメントをいただきました。
 

当初の気分障害での体のだるさ、日中起きていられない、夜の睡眠障害、体全体の湿疹に悩まされてきました。2回ほどの治療で夜もぐっすり寝つけるようになり、4ヶ月間毎日飲んでいた睡眠導入剤も全くいらなくなりました。それに伴って約一週間ほどで湿疹もほとんどひいていきました。同じく体のだるさも、一週間ほどでかなりなくなり、昼からも動けるようになりました。コメント以上