うつ病からの回復

田辺(仮名)さんからのメール

長らくお世話になりました。田辺(仮名)です。
おかげさまで、体調も大変良くなり、日常生活を難なく過ごしております。
最初に通院し始めた頃を振り返ると、驚くばかりです。
> 設問
> 2. よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった。

> 回答
> 以上 1~4のうち、私は【2】です(数字を記入願います)
> 総合的にいって治療前の苦痛を10とすれば今の苦痛は【1 】である。

あとは生活習慣であるとか、性格とか価値観などの内面の問題だと思いましたので、身体に負担がかからないようほどほどに生きていこうと思った次第です。 メールで失礼いたしますが、本当にありがとうございました。
また体調に不具合のある際には、治療をお願いしたく思っております。


20XX年3月~翌年の4月まで約1年治療しました。田辺(仮名)さんは30代の男性です。今はうつ病もすっかり回復、新しい職場で元気に正社員として勤務されています。
20XX年3月時点では数ヶ月前に長年勤めていた会社をうつ病で退職されたところでした。3年ほどは休職と復職を繰り返していたそうです。ある資格試験に向けて勉強されていました。治療を始めて1ヶ月ほどたった頃のメールです。

田辺(仮名)さんからのメール
おかげさまでからだの根っこの部分が、軽くなってきているような気がしております。
ただ、胃腸風邪らしき症状の方が、すぐれず、とりわけ背中が痛く、頭がボーっとして何にも集中できないという状態になっています。
食欲は無いわけではないですが、いつもよりは控え目です。下痢は続いています。
目の疲れはひどいです。試験が近いこともあり、それに対する「単なる」プレッシャーかとは思います。
中略
気分的には「焦り」というレベルではなく「大変に焦っている四面楚歌」というところまで来ていると思いますし次の職についても「厳しい雇用情勢」という暗いニュースばかりです。
市販の風邪薬であるとか、ユンケルのような滋養強壮剤は併用してもよろしいのでしょうか。 昨年、退職するまでは、一日あたり栄養ドリンク2本、○○ナミン錠剤3錠 タバコ1日2箱、清涼菓子1日1箱、コーヒー1日6~7杯というような状況で無理をして仕事をしていました。
いまさら栄養ドリンクの類には頼りたくない・・・という思いがあります。
しかし、試験まであと○○日しかないということもあり、なんとか態勢を立て直したいというのも切なる思いです。何か全てに疲れました。本日、伺いますので、 どうぞよろしくお願いします。


この時はなかなかしんどそうだったのですが、その後は資格試験に無事合格、新しい職場にも就職され仕事も慣れたあたりで、結(ゆい)を卒業していかれました。

乳腺炎も針灸で治ります

昨年暮れ頃、30代の女性が首や肩がつらいと治療にいらっしゃいました。女性は授乳中。おっぱいが張り、しこりができています。つらいので乳房マッサージに先週は3回も来てもらったとのこと。乳腺炎の可能性があります。
「首や肩だけでなく、乳腺炎もいっしょに治しましょう」というと驚いた顔をされましたが、1度の治療で楽になり、2回目の時にアンケートに記入してもらいました。
「よい効果があった。少し苦痛はあるがずいぶん楽になった。」と回答され「治療前の苦痛を10とすれば今は1である」との回答をいただきました。

女性は2回の治療で乳房のしこりも消え、元気になりました。

乳房マッサージでは「桶谷式マッサージ」が有名です。助産師の資格をもつ女性が行うマッサージで、優れたやり方です。ただ桶谷式は厳格な食事療法を一律に授乳中の女性に求める面があり、そこには疑問を持っています。厳格の度合いは助産師さんによって違うのかもしれませんが、さまざまな身体の状態の女性がいるわけで、一律に粗食的な和食を求めるやり方は乱暴すぎると思うからです。コメントで「食事とマッサージでないと」というのは桶谷式の影響を受けた考え方です。
私は「桶谷式乳房マッサージは気持ちがいいから受ければいい」といい、食事については患者さんに合ったやり方をアドバイスするようにしています。粗食が合う人もいますが、合わない人もいるからです。

針灸は乳腺炎を治し、身体を治し、お乳も気持ちよくたくさん出るようにすることができます。

出産後の腰痛、肩こりが治りました

20代後半の女性の腰痛です。出産後2年にわたり痛み続けていました。約1ヶ月間に5回ほど治療して治りました。肩こりもあったのですが、こちらも治っています。

妊婦さんの腰痛、つわりの治り方

写真は妊婦さんの自筆のコメント。

妊娠中に腰痛になることは多いのですが、たいていの整形外科では流産を恐れて治療を断られることが多いようです。今回は妊娠4ヶ月でぎっくり腰になった妊婦さんのお話です。

20代後半の女性で初産です。朝、うがいをしようとしたら腰に電気が走ったような感じがして腰が痛くなったとの訴え。つわりもひどく吐き気に苦しんでいらっしゃいます。妊婦さんは普通体温が高くなるために冷えもなくなることが多いのですが、足は冷えるとのこと。腰痛とつわりをいっしょに治すことにしました。 2回治療したら腰痛はなくなり、吐き気も軽くなりました。3回目で吐き気もなくなりました。のどに何か詰まったような感覚があったのだけれどそれもなくなったそうです。足の冷えもなくなり、3回で治療終了しました。 妊婦さんの腰痛やつわりはどうぞ針灸で治してください。

頭痛がとれた

40代初めの女性です。数年前から頭痛に苦しまれていました。慢性的な肩こりもありました。約4ヶ月治療したところ、頭痛はなくなり半年以上なかった生理もくるようになりました。この方は3月頃花粉症の出る方でしたが、そちらも楽になりました。息子さんの慢性鼻炎には自宅での温灸を指導しました。息子さんの慢性鼻炎も治りました。ご主人のヘルニアとあるのは、腰椎椎間板ヘルニアのことです。

腰痛といっしょに花粉症や手足の冷えがなくなった

40代の男性です。2月に急に腰が痛くなったと来院されました。腰といっしょにいろいろ治していきました。例年は2月終わりから花粉症が出るのですが、出ないままに過ごすことができました。2年前から手足が冷えはじめ、デスクワークの時に手袋を使っていらっしゃいました。あきらめていらっしゃいましたが、治療してみると1ヶ月くらいで冷えは消えました。「例年より暑さを感じない」とのことですが、自律神経のバランスが回復しているからでしょう。約3ヶ月の治療中は肩こりもきれいになくなっていましたが、2ヵ月後のアンケートの時点ではさすがに肩がこりはじめたようです。

手術の日程まで決まっていたのに、あっさり治った腰椎椎間板ヘルニア

猪俣(仮名)さんは30代の男性、2011年の12月、職場で腰痛になりました。整形外科に行ったところ腰椎椎間板ヘルニアの診断、MRIでヘルニアが大きいので手術をすすめられました。手術日までとにかく鍼灸治療をしてみようと3週間に4回、治療したところあっさり痛みがなくなり手術を中止することになりました。 半年近くたちましたが腰痛が再発することもなく、元気に仕事を続けていらっしゃいます。

スポーツ障害の治療は、筋肉だけをみても不十分、気を補うことが大切

40代の女性が来院されました。マラソンランナーで、100キロマラソンも走っていらっしゃいます。走り始めると左脚の後ろが痛み始めます。2ヶ月前から痛み はじめ、練習できないと嘆かれていました。2回治療したところ、3日間にわたり10キロずつ走っても痛むことはなくなり、3回約1週間で治療を終えました。アンケートには次のようなコメントをいただきました。

3回の治療で痛みが消えました。以前に別の鍼灸整骨院に通っても治らなかった ので、3回で治って驚きです。今はもう痛みの事を考えずに走れるのでとてもう れしいです。胃腸の調子もよくなりたくさん食べられるようになりました。本当にありがとうございました。
コメント以上

じつはこの女性は胃腸が弱く、一度にたくさんは食べることができないタイプ。 中医学では脾気虚(ひききょ)と呼ばれます。油断するとすぐに体重が落ちて耐久 力がなくなるので、何回にも分けて食事されています。鍼灸治療ではスポーツ障害の筋肉を治すだけでなく、気を補い胃腸を改善すること、脳を活性化し、走れ ないことで失われた自信を回復し、痛みの恐怖から気持ちを解放するようにしました。 左脚を傷めてからは、体重が落ち体脂肪が増えていました。治療終了時は 以前よりたくさん食べれるようになり、体重増えて体脂肪が減ったとのことでした。短期間に筋肉がついてきたことがうかがわれます。
100キロマラソンの時は 走っている途中にバナナやおにぎりの食事をとるのですが、レース後半になると食べられなくなることが悩みの種でした。「脾気虚(ひききょ)が改善すれば食べ られるようになります。」とアドバイスしました。

スポーツ障害は激しい練習のためか、腎虚(じんきょ)や気虚(ききょ)が多くみら れます。蓄積疲労と練習できないショックから軽い抑うつ状態に陥っている方も いらっしゃいます。筋肉や関節だけでなく身体全体を治していくことが大切です。

写真は自筆のアンケート回答

脊柱管狭さく症が治った

脊柱管狭さく症とは加齢とともに背骨の中の脊髄神経の通り道、脊柱管が狭くなってきて足がしびれて、少し距離で歩けなくなる病気です。足のしびれはしばらく休めば回復して、再び歩けるようになるのが特徴です。鍼灸でしびれはなくなり、長い距離も歩けるようになります。いったん治ってしまえばそうそう再発するものではありません。脊柱管が狭くなるのは元に戻せませんが、血流や神経の状態が回復すると考えられます。

坂下(仮名)さんは70代後半のお年寄りの男性です。最初は30mも歩けない状態。左の腰から足にかけてしびれて痛みます。1ヶ月に8回治療したところ痛みはなくなりました。その後は週1回のペースで治療継続。2ヵ月後には普通にゴルフのコースを回れるようになりました。脊柱管狭さく症は治ったのですが、本人いわく「元気にゴルフをするために」治療を続けています。アンケートには「MRIで脊柱管狭さく症とわかり本格的に治療をしていただき最初は30mも歩けない状態でしたが今ではすっかりよくなりゴルフを週2回のペースで行っています。13000歩、歩いています。おかげで治療前のあの苦痛がうそのようになくなり毎日がうそのようです。」とコメントをいただきました。8月の炎天下、朝の9時から昼食休憩を入れながら昼の3時頃までゴルフをされています。その間、腰が痛くなったり脚がしびれたりすることは1度もないそうです。
※治療例は個人情報保護の観点から、患者さんの年齢、状況を大勢に影響ない範囲で少し変えている場合があります。ご了承ください。

足のしびれと不眠が治った、気持ちも前向きに

田井(仮名)さんは40代後半の女性、ずっと立ち仕事をされています。2ヶ月前に腰痛に襲われ、靴下もはけなくなりました。行きつけの整体で治療し少し落ち着いたものの今度は左の脚がしびれはじめました。夕方になると立っているのも苦痛で、仕事もお休みされています。「もう仕事を続けられない」と退職も考えられているご様子。「しばらく結(ゆい)の治療を受けてください。それから決めても遅くないです」と言って治療を開始しました。1ヶ月8回の治療で治りました。決まって夜中3時に目が覚めていたのもなくなりました。
田井さんに限らず、痛みが1~2週間程度続くと、気分も落ち込み悲観的になっていきます。気分が落ち込んでいる時に退職のような重大事は決めてはいけません。結論は先送りしてください。退職を思いとどまった患者さんは多数いらっしゃいます。鍼灸は腰や足の痛みやしびれとともに気分の落ち込みもいっしょに治していきます。

治療後のアンケートでは治療前の苦痛を10とすれば今は0と回答され、以下のようにコメントされました。

もともと腰痛があったので行きつけの整体に通っていたが今回の足の太ももの痛みやお尻の痛みがいつもと違った感じだったので、整体に通っていてもどこかで疑問があった。左足のしびれがあった時もそのうち治りますよと言われたが、しびれ感が強まり婦人科系のこと(閉経)もあってはハリ治療がいいのではと思い、会社の同僚が通っている当院を紹介してもらった。はじめの治療の時、決まって夜中3時に目が覚めることを何気なく言ったらちゃんと聞いてもらって本当によかった。ずっと気になっていたし(治療後は)だんだん目が覚めるのが6時前くらいになってきて気持ちがほっとするほっとするとやっぱり一日が始まる!という感があって気持ちが前向きになってきた。この1カ月余りで左足のしびれが取れ同時に気持ちが前向きになれたのがよかった。平日仕事が終わって夕方の通勤電車で、通院の時立っていても電車がゆれると人にぶつかってばかりでしんどかったことも今はちょっととした思い出になってきました。